メインコンテンツにスキップ

生産者のはなし

 

 生産者のはなし

~「大鼎堂」が生まれるまで~

 

中華料理に関していえば、銀座の老舗や、横浜、神戸の中華街の飯店に代表されるよう、トップレベルの名店自体は日本に事足りています。

最近では、長蛇の列で全く入れない・・・というほど人であふれかえり、 人気な名店なども。

例えば、東京にある某香港式飲茶の名店に並ぶ長蛇の列を 見た方もいるのではないでしょうか。 

しかし、これら日本で展開されている中華の名店は、 価格帯も高く、都会に限定的な立地であることが多いです。

大鼎堂にとって、「中国の食文化や中華料理の味を、 一般大衆にとっても身近なものとして感じてもらうこと」、そして、 「地方部の方にも、本当の中華・食文化の魅力を伝えること」 は一つの使命であると考えています。

 

 

このブランドを立ち上げる前、自社はあらゆる家庭に直接商品を届けることで 「これはおいしい!中華って、やっぱりいいね!」 と人々に喜んでもらいたい、 そして、いつでも皆がそれらに触れられるようにしたいという思いから、 工場を立ち上げるところからスタートしました。

これまでの企業経営の道のりは、決して順風満帆ではなかったと思います。

右も左もわからないまま、生産拠点(工場)をゼロから立ち上げ、何を隠そう初めは肉まんの皮の発酵さえもうまくいかず、何十、何百万もの原材料費が 次々と投下されていきましたが、赤字が続きました。

また時には工場で生産の人手が足りず、普段東京で働く子供たちに、 「福岡に戻って工場ラインで手伝ってくれないか」と、 お願いをすることもありました。

そんな中でも「最高の中華の味を日本の皆様、家庭にお届けする」という思い一つで、 ハイクオリティな点心届けることに努めてきました。

時には中国現地に戻り、有名な点心料理人にアドバイスをもらいながら、 伝統的な点心製法を吸収しました。

また、日本で受けが良い味の追求、これまであまり本格中華点心を食べたことがない人々の舌もうならせるような味の洗練を行うため、連日寝る間を惜しみ、 日夜研鑽を行ったこともありました。

そんなことをしているうちに、周りの友人達は中華点心に興味がある 知人等を紹介してくれ、試作品の味を試す場を増やしていくことができました。

こうして周囲の人々に恵まれつつ、徐々に成果が表れ始めたのでした。

はじめは地元のスーパーに提供した肉まん。たった数時間で完売し、地元の方々からは、「次はいつ売るの?」と次回入荷のタイミングを聞かれることに。

また、縁日の屋台に提供した焼小籠包も即完売でしたが、 より本格的な食文化と現地に伝わるおいしく食べられる方法を伝えるべく、 伝統的な「生煎」の焼き方をアドバイスをしたところ、さらに売れ行きが上がり、 屋台のオーナーさんから感謝されたこともありました。

このように周りでは、自身が手掛けた中華点心について

「これ、本当においしいね。またよろしく頼むよ。」

「今まで食べてきた中華点心と全然違う!」

などと、ありがたいことに評判・お褒めの声をたくさんいただきました。

そしてこれまで工場として真摯に品質に向き合ってきた姿勢からか、 周りのお客様の評判・噂によって、クオリティを聞きつけた企業の方々からも、 自社の点心の商品開発を手掛けてくれないか、と声がかかり始めました。

ついには地元・福岡から飛び出し、これまでの実績として、 某世界レベルの高級ホテルブランドの一つの名前を 冠した飲茶・点心セットの生産や、日本最大手百貨店ギフトの中華点心、 国内最大級の中華点心ブランドの肉まん生産を請け負うまでになりました。

そして我々の最高の点心を家庭にお送りするという思いは飽くことなく、 より人々に心を込めて作った商品を身近に感じてもらいたい。

今日、例に無い世界的なパンデミックで人々が外出規制などの制限を設けられ、 また、決して芳しいとはいえない国際情勢の中で、今こそ改めて原点に立ち返り、

「中国の食文化を、最高の中華の味を日本の家庭にお届けする」

ということを実現したい。 その結果が、自社ブランドを立ち上げる決意であり、この「大鼎堂」の誕生でした。

これまで実店舗ではなく、家庭に直接届けられる点心で実現できる最高のものを 第一線で追求してきたからこそできる、最もハイクオリティな中華点心・飲茶を、 自宅でも手軽に、そして心行くまで楽しんでいただけるものだと我々は自負しています。

お客様のカート

カートは空です。
クリックして他の逸品を探す.